野菜うちのこ

　家庭菜園やベランダでのプランター栽培が　都市部でもかなり浸透してきています。　旬を迎えた野菜たちは　苗一つでも順調に育つと、あとからあとから実を付けてくれて、家族だけでは食べきれないほど。　ご近所や友人知人に分けてもまだ余りあるほどの収穫をもたらしてくれます。　種まきから小さな芽を出し、すくすくと育っていくまでの水やりや草取り、時には虫との格闘もありながら　収穫を迎えて食べるとき、それはもうすでに　うちのこ。　

　そんな　うちのこを　余すことなく加工して　いろいろなお料理に使えるソースにしたり、季節が終わっても漬物や乾物にして味わえたら、、。　野菜があるのはいいけれど、忙しくて　手をかけた料理をする時間がないけれど、　レストランの仕込みといっしょに料理してもらえるなら　うれしいな～。

　そんな声に　ティダマンディのキッチンでお応えします。　

始まりはお客さまからの差し入れ

　ティダマンディには、家庭菜園やお庭で採れた野菜や果樹を差し入れてくださるお客さまが多くいらっしゃいます。　旬の野菜やお庭で採れた夏ミカンや　春には蕗やタケノコなど、時にはお店で使っても使い切れないほど届けてくださいます。　その使い切れない野菜や果樹は　漬物やジャムやシロップ、ソースやお惣菜にして　次にご来店してくださったときに　お礼として渡ししてきました。　すぐに料理できるものなら、ご注文いただいた食事といっしょに　一品添えてお出ししています。　すると、、

　これ、うちのこ？　っておっしゃって　サプライズ的に喜んでくださったのが、　野菜うちのこプロジェクトの　ヒントになっています。　

家庭菜園を始めるきっかけはひとそれぞれでも、土を耕して種をまき、苗を植えて育て、世話をして収穫するまでに　その野菜がなんとも愛おしくなっていくのは　どなたも同じようです。　その大切な野菜をお預かりして、加工してお返しし、ご家庭でもティダマンディの味を楽しんでいただき、ティダマンディでは新鮮な無農薬の野菜を使わせていただくという、いまどきの物々交換を始めることにしました。　お店でのお料理にはもちろんのこと、加工したものを店頭でも販売させていただいています。